近視・遠視・乱視
近視の程度
軽度近視: ー3D以下
中等度近視: ー3Dを超えー6D以下
強度近視: ー6Dを超えー10D以下
最強度近視: —10Dを超えるもの
強度近視 病的近視
病的近視は眼底に変性を来す近視です。これは眼軸の延長が原因であり正視眼の眼軸長の平均値から標準偏差の3倍以上離れたものを病的近視とし頻度は近視の5%です。昔は長時間の読書が関係すると言われてましたが最近は屋外活動時間が減ったことや遺伝も関係してると言われます。
眼底を観察したとき豹紋眼底と言われる眼底像が特徴です。病的近視が進むとびまん性の網脈絡膜萎縮、単純性出血、黄斑出血(Fuchs斑)に至る場合があります。
近視が進むと緑内障、網膜剥離、斜視を伴う場合があります
近視の予防
多焦点のコンタクトレンズの他に最近ではマイオピンという近視予防の目薬が出ています
乱視(乱視)
単に乱視という場合は正乱視を意味します。直乱視、倒乱視、斜乱視(斜めの乱視)がありますがレンズ(円柱レンズ)により矯正されます。
不正乱視
レンズ(円柱レンズ)で矯正できない乱視があります。角膜混濁、円錐角膜、翼状片、白内障などが原因になります。手術やコンタクトレンズで治療できる場合があります
乱視の症状
片眼で像がわずかにずれて見える単眼複視があります。乱視があると眼精疲労や眼痛や頭痛などの症状が出やすくなります(倒乱視や不正乱視で特に)。1D程度の乱視は特に視力障害のおこさない生理的乱視と考えてよいと思います